「JUN」さんの殿堂


JUNさんのまさに珠玉のYAMAHAコレクションです。「YAMAHAは苦手です」と従来からいいながらも、実はひそかにLLシリーズに憧れを持っているまっし〜やんにとってはただただ呆然としてしまうYAMAHAたちです。このギターたちについてはもはやまっし〜やんが語ることは1つもないのでJUNさんのお言葉を借りて紹介いたします。

ヤマハのギターの中でも、特注品等、レア物を中心に5本のギターを紹介します。

1 92年製LXーSPECIAL(ベースモデル53)

ヤマハのギターは、普通マーチンタイプのドレッドノートではなく、ボディの下が丸みのあるオリジナルボディを採用していますが、このギターは、マーチンタイプで作られています。トップ=えぞ松、サイド・バック=ハカランダです。


2 98年製LX−SPECIAL(ベースモデル55)
かなり派手に仕上がったギターです。トップ=スプルース、サイド・バック=ハカランダ


3 86年製LL−55DELUXE
このギターは、「愛はかげろう」のヒットで知られる元雅夢の、三浦和人氏が所有していたものです。トップ=えぞ松、サイド・バック=ハカランダ


以上、3本のギターは特注品です。

4 03年製LL30−MS
さだまさしデビュー30周年を記念して、100本限定で作られたギターです。一般発売はなく、ファンクラブの会員を対象に発売になりました。トップ=えぞ松、サイド・バック=インドローズ


5 97年製APX−97LTD
97年に100本限定で発売になりました。トップ=スプルース、サイド・バック=メイプル



はっきりいってマニア垂涎の的のギターばかりです。こんなギターに囲まれてるなんてJUNさんも幸せな方です。これを見せていただいただけでもまっし〜やんも少し幸せを分けてもらったかもしれませんね(^0^)v。。。
JUNさんの珠玉のコレクションシリーズ第2弾「C.F.Martin」シリーズです。
量産メーカーとしてはアコースティックギターの最高峰として君臨するC.F.Martinの、こんなにたくさんギターに囲まれているなんてJUNさんも幸せ者ですね(^^)。でもけっこう入手するのがたいへんなモデルもあるのでご苦労されたかも・・・。このギターたちの解説もまたまたJUNさんのお言葉を借りて行います。

1 91年製D−45CUSTOM 
トップ=ジャーマンスプルース、サイド・バック=ハカランダ
鳴りは非常に甘い音色で、ストロークでもアルペジオでも期待に応えてくれるギターです。
                           
2 左:98年製D−45AJ 
トップ=シトカスプルース、サイド・バック=ローズウッド
  右:94年製D−45SQ 
トップ=イングルマンスプルース、サイド・バック=ローズウッド

3 左:68年製D−28(コンバージョンDー42) 
トップ=シトカスプルース、サイド・バック=ハカランダ
このギターは、ランディウッドにより改造されたものです。12Fにテネシー州を象ったインレイが入れられ、またナットは貝でサドルは象牙で出来ています。
ランディウッドでピンときた人は、かなりの通です。
  右:95年製D−42 

4 左:96年製HD−40MS(マーティーステュアートモデル)
96年のギターオブザマンス(オベーションでいうコレクターシリーズ)
トップ=シトカスプルース、サイド・バック=ローズウッド
  右:97年製Dー41

5 左:96年製MTV−1(96年ギターオブザマンス)
トップ=スプルース、サイド・バック=左側マホガニー、右側ローズウッド
サイド・バックの半分が別の木で出来ている特異なギターです
  右:00年製HDO(グランドオールオープリーモデル)
2000年イヤーモデル
トップ=イングルマンスプルース、サイド・バック=ローズウッド

6 左:99年製OOO-28EC トップ=スプルース、サイド・バック=ローズウッド
97年製OOO-42CUSTOM トップ=シトカスプルース、サイド・バック=ローズウッド
通常のOOO−42とは異なり、個人オーダーによるもので、ピックガードは鼈甲、ネックは通常より幅の広いワイドネックとなっています

7 左:72年製D−35 
10年位前、あるショップで購入したものですが、そこの店員の話ではアメリカのスタジオミュ−ジシャンが特注したギターとの事でした。(真偽はわかりませんが)マイクが仕込んでありますが、何故かミニジャックのため殆ど使い物になりません
バックのセンター部分だけハカランダが使われています
  右:76年製D−76(アメリカ建国記念ギター)

8 左:94年製HD−28GMLSH(グランドマーキスラージサウンドホール)
94年ギターオブザマンス トップ=スプルース、サイド・バック=ローズウッド
サウンドホールが大きい分、音も幾分でかいです
  右:96年製D−28CUSTOM・EDITION
このギターは非常に変わっていて、バインディングがメイプルで出来ていて、また白黒ラインでありながら、バックはヘリンボーンタイプのジグザグストライプとなっています
そして一番の特徴は、45クラスの材料で作られており、ポジションマークがありません
恐らく他には存在しない一品物だと思います
トップ=ジャーマンスプルース、サイド・バック=セレクトローズウッド

9 左:94年製PRE−WAR OOO-28LIMITED・EDITION
1940年スタイルのレプリカで、黒澤楽器が24本オーダーした内の4番目です
ネックはかなりきついVネックです
トップ=セレクトAAAシトカスプルース、サイド・バック=セレクトローズウッド
  右:97年製OO−16DBR
女性にも弾き易いギターというキャッチコピーで、マーチン社の女性社員が企画したギターです。
スロッテッドヘッドなのにネックも細く、ボディも丁度良い大きさで女性の方だけにこのギターを愉しませてはなるまいと思い、つい買ってしまいました。(笑)
トップ=スプルース、サイド・バック=ローズウッド

10 左:95年製HD−28S
現在はレギュラーモデルとしてカタログにも載っていますが、(HD−28VSと名称変更)
当時はカスタムラインモデルでした
  右:98年製M−38
今回紹介するギターの中で40番台モデルとそれ以外の中では唯一、レギュラーモデルとなります
現在では、名称もOOOO−38と変更となり、Mというモデル名も懐かしいものとなりました




皆さん、またまた楽しんでいただけましたでしょうか(^^)。。いよいよJUNさんの珠玉シリーズは「Ovation」だそうですのでまたお楽しみに!!
いよいよ第3弾のOvation編です。
ココはまっし〜やんのほうからモデル説明をします。

まず1番目は1657アニバーサリーです。このモデルはOvation誕生10周年を記念して製作されたモデルです。初の記念モデルでしょう。トップにアメリカンシカトスプルースを使い、湿度対策のためにわずかにカーブを持たせるとともにブリッジ側をやや薄くして最大限の振動を引き出す構造になっています。Ovationにしては珍しくスノーフレーク(?)っぽいフレットインレイがなんとも愛嬌があっていいですね。カラーは写真では赤っぽく見えますが、-7のナツメグカラーです。

2番目は一時話題になったアメリカ建国200周年記念モデルで1976年に1976本製作されたパトリオットです。パトリオットにはアコギタイプの1184とエレアコタイプの1684の2つのモデルがあります。このモデルはアコギタイプの1184かな?1684はさだまさし氏が所有してるのも有名な話ですね。トップにある星条旗をデザインしたワンポイントがこれも愛嬌があっていいですね。

3番目はコレクターズシリーズの第1号の1982-8です。全体で1908本製造でそのうち日本に正規輸入されたものは150本です。レジェンドタイプでありながらプリアンプなどはアダマスのステレオタイプのものが使われています。カタログにも「アダマスの弟分」と書かれています。トップの鮮やかなブルーも見事ですね。状態のいいものがあればまっし〜やんもぜひ入手したいギターです。

JUNさんのはあいかわらずどれもこれも貴重なものばかりですね。いっぱいギターを所有されているのでコンディションの維持がたいへんだと思いますが大事にしてくださいね。
第4弾はTREE OF LIFE編です
フレットインレイの見事さで目を楽しませてくれるのはやはり「TREE OF LIFE」ですね。ここからはJUNさんのコメントで^^

1.アストリアス:ツリーオブライフグランドコンサート
アストリアスのレギュラーモデル最高峰 サイドのみ合板ですが、よんさんさんのコメント通り、鳴りは素晴らしいです。

2.ラリビー:C−10SP カスタムモデル
ラリビーが製作するボディスタイル(C、L、LV、OM)の各1本にツリーオブライフを施したもので、世界に1本しかないモデルです。ヘッドのインレイも手がこんでいます。

う〜ん、やっぱりいいですね。アストリアスは先日TVでばんばひろふみが使ってましたが、やっぱりキレイだな〜って思ってしまいました。それとラリビーのインレイはまたスゴい!って言ってしまいますね。ここまでくるとギターっていうよりも美術工芸品に近いものがあるな〜。

<レア物編>
JUNさんのギター達の中でも屈指のレア物コレクションです。またまたJUNさんのコメントより・・・

1.ギルド:D−70(83年製)
D−55(レギュラーライン最高峰)の上位モデルで、ギルドの旗艦モデルです。
83年に登場し、2年少しで消滅した短命モデル(90年代に入り、D−100として復活するが、2000年を目前にやはり消滅)
2.テイラー:910
テイラーの最高峰モデル デビュー当初の極初期モデルで、ヘッドにインレイが無いなど、現行モデルと微妙に違います。

いや〜、JUNさんのコレクションはいろんなメーカーにわたってるのでホントに勉強になります。まさに頭が下がる思いですね